
牛タンが食べたいよおぉ・・・
欲を言えば極上のタンモトだけを食べていたい!!!
でもタンモトだけなんてどこにも売ってないんだよね・・・。



そんな牛タンラバーなあなたもこの記事を読めば悩みは解決します(笑)
お家焼肉がスーパーグレードアップすること間違いなし!!!
この記事では、牛タンの最上級部位とされるタンモトだけを取り寄せてみた感想を、現役のお肉のプロが徹底的に解説しています。
コスパの面も含めて忖度無しで正直に書いている記事なので是非最後まで読んでみてください。
- 狂うくらい牛タンが好きな牛タンラバーな人
- タンモトが大好きだけどタンモトだけの購入方法が分からない人
- お家焼肉のレベルをお店クオリティまで爆上げしたい人
- お世話になった方、大切な方への贈り物を探している方
- タンモトは高くて手が出ないけどコスパの良いタンを探している人
- ふるさと納税をやっている人、もしくはこれからやってみたい人
先に結論から言いますが、タンモトだけを購入することはできます!が、かなり高価になるのが本音です。
ただ、味や品質は最高級であることは間違いありませんので、お財布に余裕がある方にはオススメとなっています。
リッチなお家焼肉や贈り物としても最適でしょう。
- 牛タンのタンモトは【伊達のくら】の公式サイトもしくは楽天ふるさと納税の返礼品として購入可能。
- タンモトの味は最高だが価格帯は高価である。
- 個人的には通常ほとんど出回らない「タンスジ」が安価でオススメ。
- タンモトは高価であるため、大切な人への贈り物や自分へのご褒美としてオススメ。



ふるさと納税の寄付額に余裕がある方は絶対にこちらがオススメ!
公式サイトからでも購入できますが、色々な情報を入れないといけないので
ぶっちゃけ超手間でしょ・・。
楽天ふるさと納税ならいつものショッピング感覚で簡単に購入できます。
気軽に試すこともできるしマジでおすすめ!
楽天ふるさと納税のメリットや詳しいやり方は別記事(現在執筆中)で詳しく解説します。ふるさと納税をやったことがない、やり方が分からないという方はまずはこちらから読んでみてください(執筆中)。
タンモトって何?ここ最近、何で牛タンってこんなに高くなったの?という方のためにも解説を交えながら分かりやすくレビューしていきます。
2022年8月更新;一時期の相場の過熱感は一服したように思えますが、依然として牛タンは高値推移となっています。ウクライナ情勢、家畜の飼料高、急激な円安等、まだまだ不安定な世界情勢が続きます。今後の動向については当ブログで随時発信していく予定です。
牛タンの「タンモト」だけを買って実際に食べてみた感想




それでは【伊達のくら】から購入してみた「タンモト」をレビューしていきます。実際の商品の写真がこちらです。今回私は伊達の蔵の公式サイトから購入してみました。




中身はこんな感じ。佐川急便のクール便で届きます。






厚みは8ミリ。厚すぎず薄すぎず、食べ応え感のある厚みでした。


タンモトだけあって良いサシ具合ですね。スリットもきちんと入っていて食べやすそうです。
価格は税・送料込みで2980円(150g)。今回は塩味を購入しました。


150g入りで5枚なので、タンモト1枚が約30g。1枚約600円の計算になります。



1枚600円ってやっぱり結構お高いね・・。



確かにね汗
でも、この価格はタンモトに対する「価値」の価格だよ!
そうなんです。価値なんですよ。牛タンのタンモトだけっていうのは思った以上に価値があるんです。詳しく解説します。
タンモトだけを買ってみて良かった点:最高に美味すぎて発狂しそうになる
タンモトだけを買ってみて良かった点は、何より美味しい!当然固さは皆無、脂乗りも最高でした。
スリットが入っているのでサックリと噛みきれ、食べた瞬間に牛タンの脂の甘みが口いっぱいに広がります。
個人的には牛タンって、サーロインとかよりも断然美味しいと思っています。







美味しいいいいぃぃぃーーーーー!!!泣
お高いだけはありますな・・泣泣
私の牛タン食べたい熱もこれで治まったよ!
まさに食事することの幸せを買っているような感じ・・・。



確かに高いだけはあるね(笑)バリ美味い(笑)
でも、タンモトだけを集めて売るって凄く大変なんだよ?
しかも今のこういった世界情勢の中で、牛タンを集めるだけでも一苦労なんだ。
だから、タンモトだけを販売し続けるのは間違いなく企業努力の結晶なんだよ!
そもそも、2年以上続くこのコロナ禍で、牛タンの価格自体が超高騰しており世界中で牛タンの争奪戦がおきています。
価格は2年前の約2倍近くまで高騰。私たち食肉卸業の人間でさえも頭を抱える問題となっています。
原因は下の動画でも説明されていますが、アジア諸国の買いが強いことと米国の現地需要が高まったことが大きな原因の一つとされています。
このような状況の中タンモトだけを提供し続けるのは、同じ業界人として敬意を表したいです。
おそらく【伊達のくら】独自の仕入れルートがあるのでしょう。パナマ産やニカラグア産の牛タンというのも珍しく、私自身もお目見えしたことがありません。
「パナマ、ニカラグア産」聞き慣れない産地を不安に思われる方も多いのではないかと思います。世界の流通量の多くを占めるのは3カ国(オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ)の牛たんです。3カ国に比べるとパナマ、ニカラグア産の牛は飼育頭数が少なく、流通量は微々たるものです。その希少性故に情報が少なく、検索エンジンなどでもHITしません。ですが様々な産地の牛たんを食べてきた伊達のくらが、自信を持ってお客様におすすめできるお肉です。
伊達のくらは日本で唯一、パナマ、ニカラグア産の牛たんと契約している会社です。牛1頭から200gしか取れない「芯」の部分だけを贅沢に使った、お店の看板メニュー大トロ牛たん。世界でも希少なパナマ、ニカラグア産を贅沢に使用した、伊達のくらでしか味わう事ができない牛たん焼きを是非ご賞味ください。
引用元:【伊達のくら】公式HPより
すでに、庶民が気軽に手に取れる値段ではなくなってしまった牛タン。オミクロン株の影響で今後も世界情勢がどうなるかは全く分かりません。
牛タンが日本で流通することが出来なくなる未来も、もしかしたらあるかもしれません。価格がまだ上がることも十分に考えられる状況です。
牛タンを含めて、お肉の価格高騰要因については 以下の記事 で詳しく解説しています。気になった方は読んでみてください。
≫【全9章】現役のプロが解説!輸入牛肉についての総まとめ。肉リテラシー向上セミナー


タンモトだけを買ってみていまいちだった点:庶民には高価すぎるので日常利用は難しい


タンモトだけを提供し続けているのは称賛に値します。これは間違いない。
めちゃくちゃ美味しいのも納得。これも間違いない。
でも、やっぱり高いものは高い!一人暮らしならまだしも、家族で食べるにはとてもじゃないですが150gでは足りません。



夫婦二人で食べるにしても少し物足りないよね・・。



家族で食べるのであれば300gは欲しいね。
ちなみに300gだと5680円です。
この価格をどう取るかですね。家族で外食してお酒も一緒に飲むとしたら逆に割安に感じるかもしれませんが・・・。
当然、このクオリティのタンは近所のスーパーでは売ってないでしょう。価値を買うと考えるとアリでしょうか。。。
牛タン専門店では「牛タン焼き」としてお客様に提供するのは、原料の柔らかい箇所だけに限定しています。スーパーなどの量販店に並ぶようなかたい部分は全て切り分け、牛たん焼きとしてお客様には提供していません。
また、牛たん焼きとして食べていただいた時に美味しいと感じる部位は、原木と呼ばれる牛たん1本(ビール瓶大、約1.5kg)から半分の750gほどしか取れません。
特上と言われる芯の部分に至っては200g、枚数にすると牛たん1本から6枚程しか取れません。
大トロ牛たんでは贅沢に芯の部分のみを利用しており、量販店などに並んでいるものと比較すると、どうしても価格が高いと感じてしまわれるかもしれません。ですが食べていただければ品質の違いは歴然です。
引用元:【伊達のくら】公式HPより
そう考えても高価な商品であることは間違いないので、月に一度のご褒美やハレの日に購入するのがいいかもしれません。
お世話になったあの方に、感謝の品として送っても喜ばれること間違いなしです。
牛タンの「タンスジ」を買って実際に食べてみた感想




次に 【伊達のくら】 で購入した「タンスジ」について、食べてみた感想を書いていきます。
実際の商品画像はこちらです。


500gともなると、手に持った時にずっしり感を感じることができますね。
中身はこんな感じ。








牛タンスジ肉の寄せ集めと思ってもらって大丈夫です。ただし、寄せ集めといってもクズ肉の集まりではなく、しっかりとしたお肉の塊としてのスジ肉でした。おそらくタン下のスジだと思います。
タンスジだけを買ってみて良かった点:コスパは最高!


タンスジはタンモトと打って変わってめちゃくちゃお手頃です。
税・送料込みの500gで1780円!100gで356円!!まだまだお高く感じるかもしれませんが、これくらいの価格と量であればタンモトよりは断然手に取りやすいですね。
今回は素材の味と食感を確かめるために、コロッと食べやすくカットして塩と胡椒だけで焼いて食べましたが、本来は煮込みやシチューにすると抜群に美味しいと思います。





次はたいちゃん特性牛タンシチューを作ってみようと思います(笑)
塩コショウで焼いただけでも十分に牛タンの味は感じることができました。食感がかなりしっかりしているのでお酒のおつまみには最適です。
ただ、脂身の少ないスジ肉だということもあり、米国産の牛タンのような甘みはあまり感じられませんでした。



小さな子どもは煮込んで柔らかくした方がいいだろうね。
もしくは薄くスライスしよう!
タンスジだけを買ってみてイマイチだった点:調理に工夫が必要かも!




次にイマイチだった点を書いていきます。良かった点とも繋がるのですが、やはりスジという肉の性質上、調理に工夫は必要であると感じました。
私のようにお酒が好きな方は、そのまま焼いてつまみとして食べることはできます。しかし、固いものが苦手な方や小さなお子様のいるご家庭、高齢の方がいらっしゃるご家庭等は、煮込んだり圧力をかけて調理する必要があると思います。
また、入っているスジ肉の中にはかなりのグラス臭(牧草臭)を感じるものもありました。【伊達のくら】の牛タンはパナマ産とニカラグア産のグレインフェッドの牛タンとのことでしたが、はたして・・・・?



私の勘違いかなあ・・・?
グレインフェッドビーフとグラスフェッドとは?
グレインフェッドビーフとは穀物肥育牛のこと。脂身に甘みが出て日本人好みの肉質とされる。
一方、牧草肥育のことをグラスフェッドビーフという。牧草特有のニオイがあるのが特徴。
こちらのタンスジの商品名が「訳あり特価!伊達のくら 牛たんスジ肉」とのことなので、この訳アリの部分がもしかしたらパナマやニカラグア産地以外の産地も入ってますよ、という意味なのかもしれません。





この赤で囲っている部分が、グラスフェッド特有の色素沈着なんだよなあ・・・。



私は普通に美味しかったけどね(笑)
たいちゃん、気にしすぎじゃない?
また、お肉特有の臭みが気になる方は、先に沸騰したお湯で下茹でして調理に使うとだいぶ気にならなくなります。
また、スジ肉であるため絵に書いたような牛タンの焼肉用を想像するとがっかりするかもしれません。あくまで整形する際に発生するスジ肉の寄せ集めであるということは理解しておく必要があると思います。
「伊達の蔵」牛タンについてのQ&A:タンモトとは?タンスジとは?安全性は?
それでは、【伊達のくら】の牛タンについて、Q&A方式で読者の方の疑問にお答えしていきます。
まとめ:伊達の蔵のタンモトは大切な人への感謝の品として最適!リッチなお家焼肉にも!
まとめになります。
リッチなお家焼肉を楽しみたい方も、大切な方への贈り物を探されている方も、珍しいタンスジを一度食べてみたい方も
是非一度、食べてみてもらえればと思います。特にタンモトは高いだけあって、確実に感動するレベルで美味しいです。他では味わうことのできない幸せな時間を、贅沢にあなた一人でも、大切な人とでも、是非一度味わってみてください。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。当ブログでは現役のお肉の営業マンがお肉のことについて徹底的に解説しています。
ここが分かりづらかった、ここは間違っている等のご意見があればお気軽にお問合せください。Twitterも毎日アクティブに運用しておりますので、そちらからのDMでも構いません。
同業他社の方、精肉関係者の方からのお声も心からお待ちしております。業界の活性化に向けて一緒に歩んでいくことができれば何よりです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
合言葉は「肉リテラシーを高めて「真に」美味しく幸せなお肉ライフを」。



今日も最高のお肉ライフをお過ごしください!
本日もありがとうございました!!!